S-Fマガジン 2009年5月号 3/3
続き。
特集以外の記事の感想。
あれ、奥付見たら、編集長が塩澤快浩じゃなくなってる。
塩澤編集長は、単純に出版点数を増やすということじゃない手段でSF出版界を盛り上げようと努力し、それを成し遂げた。
今後の活動に期待しよう。
☆「『グイン・サーガ』誕生30周年+アニメ化記念小特集」
「ついに動き出す『グイン・サーガ』の世界」
巻頭カラーページで、4月からNHKのBS2でアニメ放送が始まる『グイン・サーガ』を紹介。
つってもS-Fマガジンの購買層に今更『グイン』の説明なんて要らないだろう。少なくとも「パロ篇」までは読んでる人が多いんじゃないかな。
「『グイン・サーガ』への想い」
巻中モノクロページで、スタッフとキャストへのインタヴュウ。
監督の若林厚史は、俺にとっては『NARUTO』の切れのある演出が印象に残る人。初監督だが、この人の作る『グイン』を、動くキャラクターたちを見てみたい、と思ったものだ。
脚本の米村正二の関わった作品で好きなのは『フィギュア17 つばさ&ヒカル』、『無人惑星サヴァイヴ』、『仮面ライダーカブト』くらいで。『グイン』の群像劇を上手く整理つけてくれることを期待しよう。
グイン役の堀内賢雄には文句なし。彼の演じるグイン像が楽しみだ。
気の強い姫君、リンダ役の中原麻衣はなるほど正当な配役。
☆「大森望の新SF観光局」第5回。
70年代のお茶大SF研のファンダム活動から奇想天外を中心とした漫画のニューウェーヴへの流れを紹介。
ちなみに当時小学生の俺はリアルタイムで奇想天外を体験していない。中学生の頃にビックリハウスの終盤を少し齧った程度なのだ。
☆山本弘「地球移動作戦」第十一回 イラスト:鷲尾直広
☆朝松健「魔京」連載第十八回 イラスト:森山由海
☆山田正紀「イリュミナシオン 君よ、非情の河を下れ」連載第19回 イラスト:福留朋之
☆小林泰三「ワイバーン 天獄と地国との狭間」第五話 イラスト:藤原ヨウコウ
☆田中哲弥インタビュウ
早川書房の新レーベル「想像力の文学」から短編集『猿駅/初恋』を出版する田中哲弥へのインタヴュウ。
田中作品の独特の作風は著者のインタヴュウで伝わるようなものではないが、第1回の配本が田中作品ということで「想像力の文学」の狙いも分かってこようというものだ。
これは塩澤元編集長が仕掛けたんでしょう?
☆橋本輝幸「世界SF情報」
2009年2月25日、フィリップ・ホセ・ファーマー死去。
享年91歳だから天寿を全うしたと言えるが、やはり寂しいものだ。
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