♪ずんこん行きの切符買って(お守りに)
お座敷列車は、機関車+客車6両の編成。前2両が男性寝部屋、中3両が宴会車両、後1両が女性寝部屋。寝部屋って寝台車両かと思ってたら、どれも同じお座敷車両だった。
定員150名の募集に集まったのは、80余名。貸切列車なので、企画としては赤字だったようだ。
23時に予定通りに出発。各自適当に荷物をしまって宴会車両に移動する。
飲み物・食べ物は、互いの持ち込みだ。それぞれに珍しい酒やつまみを持ち寄って、周りの人に勧め合う。
空いてる席に座って飲んでると、じきにカラオケが始まる。懐かしいアニメや特撮ソングのオンパレードで、車両内で大合唱となる。
お座敷列車は貸切で、上野から目的地の松島駅まで乗降はできない。ただ、時間調整のために途中の駅で停車することがあって、大宮駅で長めに停車したときには、駅のホームで待っていた人が、飲めや歌えやの我々の様子に目を丸くしていた。
カラオケの合唱に飽きたので、隣の車両に席を移す。
こちらはカラオケ抜きの飲み席で、歩いてると、面白い酒があるからと引き止められ、飲んでみると旨かったので、そこに腰を落ち着ける。
適当に飲んで食べて喋っていて、ふと、隣に座っていた人が2年前のSF大会のとある企画のスタッフだったことに気付き、そのことを切り口に話が盛り上がった。
石ノ森章太郎の漫画とか特撮ヒロインのその後とかチャイドルとか、話題は無軌道に拡がった。
余りに楽しかったので親友のかっぽさん(仮名)に電話したら、通話の途中で切れたみたいだったが、まさか怒ったわけじゃないよね?
なにせ本番前のこと。
3時過ぎに寝部屋に引き上げると、既に死屍累々。寝るスペースは残されていない。仕方ないので、掘り炬燵になったテーブルの下に潜って横になった。修羅場のアニメスタジオのようだ。
隣からは夜を徹したカラオケの声が漏れ聞こえ、結局一睡も叶わずに7:30、松島駅に到着した。
こうなることは大方予想がついていて、結果は予想以上に悪かったものの、貸切で企画してくれた人の心意気は買わなきゃなあ。
祭りは楽しんだ者勝ちだよ。
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